債権を売買するいわゆる「ファクタリング」で法外な手数料を取られたなど、被害についての相談を受けるホットラインが11日、全国一斉に開設されています。
このうち福岡県では県の弁護士会が午前10時から、無料で電話相談に応じています。
「ファクタリング」は債権と引き換えに手数料が差し引かれた額を事前に受け取ることができるシステムです。
県弁護士会によりますと、給与を担保に現金を受け取る「給与ファクタリング」で、法外な手数料や強引な取り立てに関する相談が相次いでいるということです。
新型コロナの影響で、生活に苦しむ給与所得者や事業者が増えたことや、手続きの手軽さなどが背景にあるとみられています。
県弁護士会は、「悩まずに相談してほしい」としています。無料電話相談は、11日午後4時まで受け付けられています。